時間という贈り物


大人にとって一番大事なものは"時間"。トキはカネなりと云うが、
時間があれば睡眠をとり休養もできるし、趣味に興じることも出来る。
しかし、現代人には時間がない。ましてや時間との戦いである。
戦後、日本が高度成長期を迎えたのは国民の勤労にあってのもの。
家族より何より仕事を優先し働いてきた。
それはある意味では美学と云える。
しかし、そのあたりは外国人から見ると理解出来ないらしいが...
さて、メジャーリーグで活躍する背番号51といえばイチロー選手。
彼が天才かつ革命児であることに間違いはないが、
誰よりも練習熱心の努力家でもある。
それは幼少期に培われたもので、
小学校二年生より四年間一日も休むことなく父親と二人で練習を続けたという。
つまり父は子に一番大事な"時間"を与え続けたのである。
愛する人への贈り物。
自分の一番大切なものを贈るのが何よりものプレゼント。
妻、子供、どれだけの時間を与えられているのだろう。
自戒を含め時には花を買って早めに帰宅というのも必要かも知れない。
"トキはカネなり"であるが"時間は金では買えない"のだから。